レントゲンでは基本的に骨のことしかわかりません。MRI検査は、骨だけでなく半月板や軟骨、靭帯の状態まで把握することができ、より詳細な情報を得ることが可能です。
■レントゲンで診断できるのは骨の状態のみ
レントゲンは骨以外の組織の状態がわからず、骨の状態も詳細にまではわかりません。
では、レントゲンでは何を見ているのかというと、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にできる「膝の隙間」を見ています。この「隙間」がなくなっている場合、おおよそ変形性膝関節症と診断できるのです。
しかし、レントゲンではこの「隙間」の状態も詳細には評価できません。実はこの「隙間」に、半月板、軟骨、靭帯などが含まれています。
■MRIで診断できること
半月板や軟骨、靭帯の状態を評価し、詳細に把握できるのがMRI検査です。
MRI画像では、半月板や軟骨、靭帯がどこまで痛んでいるのかが精密にわかります。さらに、変形性膝関節症の場合、レントゲンでは骨の外観しかわかりませんが、MRIではより詳細に骨の中の状態が把握でき、骨内に損傷が及んでいないかまで確認できます。
より正確な膝の診断を受けたい場合は、MRI検査を受けていただくことをお勧めします。
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